
オリジナル企画商品コーナーのセットで、はにわを焼いてみました。まずは、窯を組み立てて、作品を入れるところから。
※※レンガの取り扱いには軍手・保護メガネなどの保護具をして、十分注意して作業してください。角で手を切ったり、落としたり、欠けてかけらが飛んできたりしてけがをすることがあります。 ※※
窯を作るために準備する材料・道具
耐火煉瓦(230*115*65 mm) 20枚
棚板(今回はφ200mm) 1枚
道具土 約1kg
珪砂 約1kg
水平器(できれば)

1. 地ならしをします。出来れば、水平を出しておきたいところです。

2. 底のレンガを横に3枚隙間なく並べて、その上に奥、横、それぞれ1段目のレンガを立てます。横のレンガは1cmくらい横にはみ出すように。

3. 棚板をしき、段差を道具土で埋めます。道具土は2cm位の太さで。
この下が燃やすスペースになり、この上が作品室になります。

4. 2段目をのせます。手前、右、奥(縦長に)、左、と1周しながら隙間があかないように。上からしっかり押さえて隙間に入れた道具土を押しつぶして高さをそろえます。

5. 左右の壁と手前(画像は手前をのせる前)にもう一段。作品室は隙間を道具土でふさぎます。このとき、1段目と2段目の間からはみ出た土もならしておきます。(中は手が入らなくなりますので)

6. 棚板の上に珪砂を5mmほどしいて作品を入れます。(画像は手前のレンガをはずして撮影しています)

7. 天井のフタをします。奥側1枚は平らに、次の1枚を立てて、空いたところが煙突になります。

8. 煙突部分を作ります。左右、手前と各1枚レンガを立てます。
これで窯は完成。次から、窯焼きです。
窯が出来て、作品も入りました。いよいよ火を入れて、窯焼きです。
3時間くらいで、焼き上がります。
※※ 火の取り扱いには十分注意をしてください。火傷をすることがあります。焼成中は、窯のレンガや、煙突から出る排気が高温になりますので注意してください。※※

9. さて、いよいよ火入れです。
炭で井桁を組んで、下の新聞に火をつけました。3回くらいやって、やっとつきました。
はじめの1時間は、入り口付近だけで燃えるように。

10. 燃えた分、炭をたしながら、約1時間後。
見えてる部分だけで燃えています。
このとき、作品部分は200から300度くらい。
ここからだんだん、火を奥の方に広げていきます。

11. どんどん燃やしましょう。

12. 燃えた分、炭をたしながら、また1時間後。(火を入れて2時間)
下の部屋は真っ赤になった炭でいっぱいです。でも、一番奥、作品室に上がる部分は炎の通路を開けてあります。
このとき、作品部分は400から500度くらい。
この調子で後もう1時間。

13. 火を入れて、3時間経ちました。
燃え切るのを待って、焚き口と、煙突の上をレンガでフタしましょう。
14. これで焼き上がりです。
次からは、もっと温度を上げようと、無理矢理な作戦に出てみました。あまり参考にはならないかも…
ここからは、お薦めしません。熱くなったレンガを動かして炭を入れたりして、無茶をしてます。
900度くらいまでは上がりましたが前のページまでで一応、やきものにはなってます。
※※作業には軍手・保護メガネなどの保護具をして、十分注意して作業してください。けが、火傷をすることもあります。また、火の粉が飛んで火事になることもあります。 ※※

この先はお薦めしません。
やってみただけです。
これ以上温度が上がらないかなあ?と思い、強硬手段に出てみました。
15. 下の焚き口は13.のままにして、炭が半分くらいになったら継ぎ足すことにします。上から作品室に直接炭を入れます。フタの奥側のレンガを開いて(レンガがすごく熱いので火傷に注意が必要です)炭を投入します。長目の炭で作品室に立てかけるように、2本くらい入れていきます。作品に当てないように。(すごく熱いので窯を上からのぞき込まないように注意が必要です)
・画像は後日、窯が冷めてからのものです。

16. こんな感じ。
・画像は後日、窯が冷めてからのものです。実際は、入れた炭の下が、真っ赤に燃えています。画像は、下が奥側です。
15分くらいに1度ずつ、3回ほど入れてみました。
900度くらいまで上がりました。(温度はこの画像の左に見えている穴から熱電対で測りました)炭に接していた部分はもっと温度が上がっていたようです。

17. 調子に乗って、煙突からも炭を投入してみました。が、見事に燃え残ってしまいました(泣)
画像は窯出しの時、煙突と天井部分のレンガをはずした状態です。

18. で、焼き上がりは、というとこんな感じ。煙突から投入した炭で、顔が真っ黒(泣)
窯詰めの時、前後逆だったら良かったのに…
背中部分はいい色です。
次は、薪(まき…といっても廃材ですが)による窯焼きです。
廃材を利用して、薪で窯を焼いてみました。使ったのは、不要になったパレット。板をはがして、切って、割って、1本が1.5cm×2から6cm×30cmくらいです。思っていたより煙が出たので、ご近所があるおうちでは出来ないだろうなあ…
※※作業には軍手・保護メガネなどの保護具をして、防火用水を用意するなど、十分注意して作業してください。けが、火傷をすることがあります。また、火の粉が飛んで火事になることもあります。また、煙が出てもかまわない場所で焼成してください。※※

4-1. 火をつけます。最初は手前だけで、細い木で焚きます。

4-2. はじめの1時間くらいは、こんな感じで。
1時間たったら、だんだん火を大きくして奥の方まで入れていきます。

4-3. 焼き始めてから2時間後。400度から500度くらいです。
どんどん焚きましょう。

4-4. 下の方にオキ(炎が出なくなった、炭火のような薪)がたまりだしたので、焚き口の手前にレンガを立てて下のオキに空気が当たりやすいようにしてみました。
点火から約3時間で温度はだいたい750度位です。
炭よりも温度が上がりやすいです。煙や炎が煙突から出てきて、やきものっぽいです。

4-5. またまた、色気を出して、温度を上げてみようと思いました。煙突、延長です。引きが良くなって、炎が勢いよく作品室に上がっていきます。4-4から1時間で950度位になりました。もっと時間をかければまだ上がりそうです。
お楽しみいただけたでしょうか?やってみたくなりましたか?
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 | 31 |