陶芸窯の選び方

窯のかたちは、大きく分けると「前扉」と「上扉」があります。
前扉のなかには、底部分がレールに乗って出てくるものもあって、
「台車式」とか「シャトル式」と呼ばれています。
最近は、レールがないのに底部分が出てくる、「引き出し式」なんていうのも。
それぞれの特長を知って、自分にあったものを選びましょう。

 上扉(小さい窯に多い)  
 

1.比較的省スペース(機種によっては扉巻き上げようのウインチを廻すスペースが
             いるなど逆に広さが必要なことも。 )
2.窯詰めのとき、棚板が真上から見えるので作品同士の隙間が見やすいけれど、
  重い作品の出し入れは大変。
3.価格が安い。
4.開けた蓋の下に身体を入れるのは、(大丈夫とわかっていても)怖い…?

 
 前扉(もっとも一般的)  
  1.窯の前に扉を開けるスペースが必要。
2.作品の出し入れが比較的楽。
3.天井が丸く、炎が還りやすいので効率がよい。

 
 前扉台車式(大きい窯に多い)  
  1.窯の前に台車を引き出すスペースが必要。
2.作品の出し入れがもっとも楽。
 
 前扉引き出し式(中型窯のみ)  
  1.窯の前に扉を開けるスペースが必要。
2.作品の出し入れがもっとも楽。
  車椅子で楽に作業が出来ます。
3.窯の前にレールが無く床がすっきり
  車椅子や台車などの通行のじゃまになりません
 

●小さい窯(内容積0.1m^3(りゅうべい)位まで)は上扉、
 中型(0.3m^3位まで)は前扉、大きいもの(0.5m^3以上)は台車式、っていうかんじですね。
 扉の開き方向や上扉の巻き上げ用ウインチの取付位置などは、工房のレイアウトにあわせて変更
  が出来るので相談しましょう。
 
 

上扉

前扉

引き出し式(スライド式)
 
 

台車式(シャトル式)
   
     



(株)藤原陶芸用品店
529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1332-3
Tel : 0748-82-3265 Fax : 0748-82-3513